『コーヒーと死亡リスクとはどう関係しているのか』
なぜコーヒー摂取で死亡リスクの低下が見られるのでしょうか。
これには、コーヒーに含まれている2つの成分が関与しています。
第一に、【クロロゲン酸】が血糖値を改善し、血圧を調整する効果がある上に、抗炎症作用があると言われています。
第二に、【カフェイン】が血管内皮の機能を改善する効果があるとされています。
また、【カフェイン】には気管支拡張作用があり、呼吸器機能の改善効果があるのではないかと言われています。
これらの効果が、循環器疾患や呼吸器疾患死亡につながる危険因子の調整に寄与しているのかもしれませんね。
部位別に行われた先行研究では、コーヒー摂取と肝がん、膵がん、女性の大腸がんと子宮体がんのリスク低下との関連が示唆されていますが、全がん死亡では他の部位のがんも総合して分析を行ったため、有意差がなくなった可能性が考えられるようです。
まとめ:コーヒー成分の【クロロゲン酸】【カフェイン】が血糖、血圧、血管内皮、呼吸器機能の機能改善に役立っていると言われています。
情報参照元 国立がん研究センター
http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3527.html